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mora readingsのトピックス

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「DTM」は「デスク・トップ・ミュージック」。
「EDM」は「エレクトロニック・ダンス・ミュージック」。
 
では「DTDM」とは?
はい、お分かりですね。
「デスク・トップ・ダンス・ミュージック」です!
 
「DTDM」、これ僕の造語なんですが、音楽製作の現場から発信するこのコラムのテーマはずばり「デスク・トップ・ダンス・ミュージック」! 「良い音で卓上で踊れ!」です♪
 
と言っても「こう作れば良い音だよ〜」とか「ハイレゾ対応の現場はこうだぁ~」とか知識ひけらかし系……あ、いや情報発信系ではなく、「こうすれば良い音になるんだぁ~」とか「ハイレゾってすげぇな!」とか僕自身が良い音を学んでいく場にしたいと思っています。なので「踊れ!」という命令形は自分に対してであって、クラブよりも家で仕事しながら踊ってる自分が、より良い音質で、より高いモチベーションで踊れるように……という願いが込められています(笑)。
 
っていうかぶっちゃけ、僕はまだハイレゾ環境での音楽制作のメリットとかよく分かってません(笑)。
 
もっと正直に言うと、ダンスミュージックを愛する自分が現時点で抱いている「音質」に対する意見はちょっとヘンというか、語るとちょっと問題発言になるかもしれません。
 
だって、ダンスミュージックってそんな音良くなくてもいいと思っちゃてるんです(笑)。
 
だって踊るんですもん(笑)。低い音から高い音まで分離の良い綺麗な音よりも、ひとかたまりのダンゴような迫力のある音で体を揺らして欲しいのです。そのためにダンスミュージックを作る人はわざと音を汚します。ディストーションやコンプレッサーをかけて音を歪ませ、音をデカくし、他の音と混ぜこぜにして一つの音にして迫力をだします。例えば、30~60ヘルツくらいの重低音のサイン波をmp3ファイルで鳴らしたとしてもダンスミュージックとしての機能は変わらないのでは?と思っています。
 
っていうのが現時点での僕の意見なんですが、別に決めつけてる訳ではなくて、興味をもってやる限りは勉強したいし、最初に書いたように「より良い音で踊りたい!」という気持ちにハイレゾという選択肢が増えることを期待しています。
 
もし、ディストーションやコンプレッサーによる歪んだ音も、解像度が上がることで良い音になるとしたら?
 
もし、サイン波の重低音もハイレゾによって迫力あるグルーブが出せるとしたら?
 
もし、低い音から高い音まで美しく分離再現することによって、ひとかたまりのダンゴ・ダンス・ミュージックと同じように、いやそれ以上に迫力のあるサウンドを作り出せるとしたら?
 
そしたらもう、Macのモニターを前に卓上でガンガン踊っちゃいますね。もしこれを読んで下さった皆さんも、ハイレゾを学べて僕と同じように卓上で踊ってくれたら嬉しいです。
 
あ、「卓上で踊る」っていうのは正しく言うと「卓上の音楽で踊る」ってことなので、盛り上がり過ぎて机の上に上がって踊らないで下さいね!危ないので♪
 
………。
 
というわけで! 次回から実際に、実験&研究的なアプローチで曲を作っていきたいと思います。皆さんにも楽しんでもらえるようにゲストミュージシャンやカワイイ女の子にも登場してもらう予定です…。って、え?カワイイ女の子ってめちゃめちゃ重要なんですよ! 踊るためのモチベーションとしては(笑)! 一緒にいるだけでテンション上がりますからね♪ そんなカワイイ女の子の写メや、無料のサンプル曲、サンプル音などもアップしていきますのでお楽しみに〜!



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pal@pop プロフィール
 
作詞・作曲・編曲・演奏、MIX、マスタリングなど全てを自身で手掛ける。エレクトロを基調とした繊細かつハイブリッドなサウンドメイキングと深大な「ことば」に対する愛情を武器に日本語の響きにこだわった独特のグルーブ感、浮遊感のある楽曲を生み出す。pal@pop名義のプロデュースワークと、高野健一名義のシンガーとしての活動を、平行して精力的に行う。手がけたアーティストはゴスペラーズ、ノースリーブス、HALCALI、RSP、Tiara、牧野由依他多数。CX「とくダネ!」「Mr.サンデー」など多くの番組テーマソングも手掛ける。
 
 
 
 
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pal@pop「ハイレゾ時代のDTDM」バックナンバーはこちらから


 

 

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初めまして。作曲家・音楽プロデューサーの津田直士です。
 
名曲が大好きで、たくさんの名曲を探し、見つけ、聴いてきた僕が、これからこの連載で皆さんに心動かされる名曲をご紹介し、さらに作曲家ならではの視点で、なぜその曲が心を打つのか、解説していきたいと思います。
(曲には歌詞と曲という2つの要素がありますが、この連載では基本的に【曲】にスポットをあてていきます)
 
僕は30年以上音楽の仕事に携わっていますが、そもそも僕がこのような「音楽に生きる人生」を選んだきっかけは、いくつかの名曲との出会いでした。
 
 
☆ 衝撃の事件
 
小さな頃に「バラが咲いた」を聴いて何となく『曲に惹かれる感じ』に気づき、家にあったクラシックのレコードを聴いていると、何となく『音楽の魅力』に気づき・・・。
やがて、決定的な事件が僕の身の上に起きたのは、小学4年の音楽の授業でした。
 
その日は音楽鑑賞で、バッハの「小フーガト短調」を聴いたのですが、聴き始めた途端、僕は胸が苦しくなって、机に突っ伏してしまいました。
そして、生まれて初めての感覚を、はっきりと意識しました。
「心臓から涙が流れている!体が感動で泣いている・・・!!」
 
音楽で、体が変わるほどの感動を得ることを初めて知った日でした。
 
それからは、大好きだったベートーベンやチャイコフスキーのレコードの聴き方も、少し変わっていきました。
聴きながら、何となく「心が泣く」ような瞬間を探すようになったのです。
そうすると、今まで気がつかなかったところに、そのポイントはいくつもありました。
そして、その切なく美しいメロディーや、心を震わせる和音の響きが、自分の心を浄化してくれて、おまけに強いエネルギーで満たしてくれることに気づきました。
 
その力を持っているのは、クラシック音楽だけではありませんでした。
 
「Let It Be」がリピートで流れていたのは、ラジカセを選びに行った家電屋さんの店頭でした。
僕は目的を忘れ、聴いたことのないその曲を繰り返し聴き、そのメロディーの持つ魔力に取り憑かれ、その場を動けなくなりました。そう、あの感覚が、延々と続くのです。
その曲がビートルズというアーティストの作品だと知るのは、それから半年以上も先のことでした。
何しろ、まだ小学生でしたから・・・。
 
 
☆ 音楽人生と名曲マニアの始まり
 
やがてそれから3年ちょっと経った中学2年のある日、それまで弾いたことのなかったピアノをどうしても弾きたくなって、家にあったピアノを触っているうちに突然音楽の謎が解け、それをきっかけに、音楽と共に歩んでいく人生を、僕は始めました。
 
そんな僕にとって最も幸せな瞬間は、「初めて聴くのに心が泣く曲」と出会うことでした。
だから、そんな曲を探して、見つけたらゆっくり味わう、といったことをずっと続けていきました。
『名曲マニア』としての人生の始まりです。
 
中学生にもなると、ヒット曲や流行といった世の中の動きも分かるようになっていきます。
そうすると、ヒットして世の中では盛り上がっているのに、僕の耳には恐ろしくチープに響き、中身がないように感じる曲がたくさんあることに気づきます。
 一方で、アメリカやイギリスのヒット曲の場合は、ビートルズにつながる、強い力を持った曲がたくさん流行っているように見えます。
 
そして、僕の耳には恐ろしくチープに響き中身がないように感じる曲が日本ではなぜかちゃんと流行ってしまう、その背景には、作品の力ではなくその曲を流行らせる何か別の力が存在すること、また結局そういった曲は、一時的に流行ってもやがて廃れてあっという間に古くなっていくことに、気づきました。
 
 
☆ 名曲の鍵、作曲家
 
だから、僕は流行とは関係なく、心を揺さぶるメロディーや楽曲を色々な角度から探し求め、その鍵を握っているのが作曲者であることに興味を覚え、あらゆる名曲を自分の中に取り入れながら、作曲や作曲家への興味と強い想いをどんどん深くしていきました。
それはもちろん、自分自身が名曲を生みたくて、毎日作曲をしていたことと、無縁ではありませんでした。
 
そうして巡り会った、僕の心を揺さぶる曲を創る人達が、ポールマッカートニー、ポールサイモン、スティービーワンダー、ドンヘンリー、エンニオモリコーネ、バート・バカラック、中村八大、いずみたく、浜口庫之助、小林亜星、坂田晃一、大野克之、財津和夫、伊勢正三、松任谷由美、中島みゆきといった、ゼロから全く新しい名曲を生む、選ばれた才能の作曲家です。
 
彼らの名曲を聴きながら、その曲以前には存在しなかったメロディーが新しく生まれ、世界中に広まり、多くの人達の心を動かして幸せにしていくことの素晴らしさと、そういった名曲の持つ、計り知れない可能性について、僕は想いを強くしていきました。
 
 
☆ 名曲ナビゲーター
 
さて、そんな名曲マニアの僕はSony Musicの音楽ディレクターとなり、X JAPANのYOSHIKIと出会って音楽プロデューサーという立場で、そして更にその後、自分も作曲家となって名曲を送り出す立場になりました。
時代の流れと共に、僕が感動する名曲を生む作曲家も、YOSHIKIに加え、小室哲哉、槇原敬之、Mr.Childrenの桜井和寿、スピッツの草野マサムネ、aiko、BUMP OF CHICKENの藤原基央、 元Superflyの多保孝一、藍坊主
の藤森真一、dustbox・・・と増えていきました。
 
こういった背景を元にこの連載では、世の中にある名曲をどんどんご紹介しながら、名曲を生む現場にいる作曲家・音楽プロデューサーという立場を生かし、その曲がなぜ名曲なのか、といった秘密を、分りやすくご紹介していきたいと思います。
この連載をきっかけに、僕は『名曲ナビゲーター』という新たな役割で名曲をお伝えしていこうと思うのです。
 
 
それでは次回から、具体的に名曲を取り上げながらお話を進めていきたいと思いますので、ご期待下さい。
最初に取り上げる名曲は、X JAPANの「ENDLESS RAIN」です。

 
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【著者プロフィール】
 
津田直士 (作曲家 / 音楽プロデューサー)
 
小4の時 バッハの「小フーガ・ト短調」を聴き音楽に目覚め、中2でピアノを触っているうちに “ 音の謎 ” が解け て突然ピアノが弾けるようになり、作曲を始める。 大学在学中よりプロ・ミュージシャン活動を始め、'85年よ りSonyMusicのディレクターとしてX (現 X JAPAN)、大貫亜美(Puffy)を始め、数々のアーティストをプロデュ ース。
‘03年よりフリーの作曲家・プロデューサーとして活動。牧野由依(Epic/Sony) や臼澤みさき(TEICHIKU RECORDS) 、BLEACHのキャラソン、 ION化粧品のCM音楽など、多くの作品を手がける。 Xのメンバーと共にインディーズから東京ドームまでを駆け抜けた軌跡を描いた著書「すべての始まり」や、ドワンゴ公式ニコニコチャンネルのブロマガ連載などの執筆、Sony Musicによる音楽人育成講座フェス『ソニアカ』の講義など、文化的な活動も行う。
 
Twitter : @tsudanaoshi
ニコニコチャンネル:http://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi
 
 
moraで 津田直士の音楽を聴くことができます。
 
・プロデューサーとして作曲・編曲・ピアノを手がけた 
DSD専門自主レーベル"Onebitious Records" 『あなたの人生を映画に・・・』 
 
・プロデュースを手がける
mora Factory アーティストShiho Rainbow の『虹の世界』『Real』『星空』 
 
 
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津田直士「名曲の理由」バックナンバーはこちらから
 
 
 

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おはよんそく歩行!
 
はじめまして!
本日ブラコン万歳!でmoraパイセンより配信デビューしました、
紙芝居ラッパーあっこゴリラです!
 
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ドラマーとして活動したり、
紙芝居ラップやYouTube、ブログなどで、マイファミリーの素晴らしさをつたえる伝道師として活動しています。
 
無駄に高いテンションと、
無駄に長い手脚が取柄です
 
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20歳で遅咲きに芽生えた自我
自己の解体作業のすえ、てのひらに残ったのは”バカ”というスペックのみ
 
このバカという唯一のアイテムを握りしめ、
 
1度きりの生命
 
いかに面白くしようかと日々体当たりで爆進中・・・
 
座右の銘は
進め!バカの魂!!!
 
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……そんなわたしの配信デビューを記念しまして、
お兄ちゃん、並びにマイファミリーの可愛らしい日常のあれこれをシリーズ化して綴っていきたいと思います!!!
 
題して
ブラコン万歳コラム!
 
これまでもわたしのブログ(OMKブログ)では数々の風変わりストーリーを書いてきましたが、
 
配信で初めて知ってくださる方への自己紹介として
 
かつ
 
ネタはなるべく被らせないで、これまでOMKブログを読んでくださった読者の方にも退屈させないような
 
そんな文章を目指して、書いていきたい所存です!押忍!
 
つーわけで第1回は
マイファミリーをご紹介!
 
 
ピュアな鉄道員・28歳遅咲きにリアル思春期を爆進中
 
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お兄ちゃん!
 
 
 
 
天才なのか?バカなのか?天真爛漫を武器に数々の事件を起こし続ける危険な中年・鳩の擬人化という異名をもつ女
 
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母ちゃん!
 
 
 
 
サラリーマンでありながら、細々と官能小説を書いては賞を獲り続ける謎のおじさん・わたしとタイプが似てるのでネタにしづらいが頑張ってこの人のことも書こうと思います
 
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父ちゃん!
 
 
 
 
そして、
そんなファミリーを冷徹に見つめ、愛を持って数々のツールを駆使し表現する伝道師
 
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あっこゴリラ!
 
 
 
 
そんな4人から繰り出す風変わりストーリー
【ブラコン万歳コラム!】
 
頑張って書いていこうと思うので、良かったらぜひ読んでくださいませ!
宜しくお願い致します!
 
合わせて「ブラコン万歳!」の無料配信ダウンロードも、よろしくお願いします!
 
 
 
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あっこゴリラ プロフィール
 
紙芝居をめくりながらラップをする新機軸エンターテイナー。
 
2010年結成された2人組ガールズバンドHAPPYBIRTHDAYでドラマー・パフォーマーとして活動し、2011年10月 Sony Music Associated Records よりAlbum「ファーストキス」でメジャーデビュー。'14夏に活動休止。
その後、バンド活動で培ったエンターテイメント能力を発揮し、2014年よりソロとしてのキャリアをスタート。
'14春、新木場スタジオコーストで行われた『AH!YEAH!OH!YEAH!2014』に出演し、くだらないようで謎の感動を生むと話題に。その活動はライブだけにとどまらず、家族偏愛ブログや動画制作など多方面に渡る。'14冬に『ブラコン万歳!』でハイレゾ配信デビュー。同時にmoraでコラムの連載もスタート。2015年注目の女性ラッパーである。
 
 
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あっこゴリラの「ブラコン万歳コラム!」バックナンバーはこちら
 
 

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●繊細で生々しい高音質が、宇多田ヒカルの新たな魅力を引き出した。

宇多田ヒカルのベスト盤『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』と『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』のハイレゾが配信される。

24bit/96kHzのWAVファイルでのリリースだ。

 

さっそく都内某所でおこなわれたハイレゾ試聴会にかけつけた。宇多田ヒカルといえば、デビュー時のショックが今も忘れられない。

その後も日本の音楽界をリードしてきた楽曲の数々を思い浮かべると、ハイレゾでどんな音に聴こえるか一刻も早く聴きたい。

そう思ったのはもちろん僕だけではなかった。会場では1時間以上も前から沢山のファンが席を埋めていた。

 

ステージにはプロデューサーの三宅彰氏、ディレクターの沖田英宣氏、録音エンジニアの松井敦史氏、小森雅仁氏という、宇多田ヒカルにもっとも近かったスタッフが登場。

4氏ならではの秘蔵トークを交えながら、ハイレゾを聴くという趣向だ。

 

そのハイレゾであるが、三宅氏が選んだ「traveling」が場内に流れるやハッとさせられた。会場はクラブのような広さなのだから、いくらハイレゾと言えども完璧なリスニングは無理かなと思っていたのだが、聴こえてきたのは実に繊細な音だった。沖田氏推薦の「FINAL DISTANCE」は音の粒子が見える感じ。

まさに「ハイレゾはCDの3倍以上の細かさ」という体験だ。エンジニアの松井氏オススメの「Beautiful World」には、滑らかな音に舌を巻いた。

 

これでハイレゾのスゴさを十分堪能したわけだが、最後に小森氏オススメの「Hymne a l'amour ~愛のアンセム~」にあらためて驚いてしまった。ヴォーカルがじつに生々しい。

サウンド、メロディ、歌詞、アレンジ、どれもが素晴らしいのが宇多田ヒカルだが、ハイレゾで宇多田ヒカルの新たな魅力が伝わった、というか再発見した思いだ。

 

試聴会の再生システムは、大ヒットしたハードディスクオーディオプレーヤーHAP-ZIESとステレオアンプTA-A1ES、そしてスピーカーはソニーが世界に誇るSS-AR1である。

しかしハイレゾの高音質は普通のステレオやウォークマンでも堪能できるはずだ。

僕も自分のステレオでこのハイレゾを聴いたのだが、「time will tell」が始まるや、繊細で広がりのある音がスピーカーから飛び出してきた。

宇多田ヒカルもスゴいが、やっぱりハイレゾもすごい。

文・イラスト:牧野良幸

 

宇多田ヒカルハイレゾ

12/9(火)~配信

cdUtada Hikaru Single Collection Vol.1(2014 Remastered)」

12/9(火)~配信

cd「Utada Hikaru Single Collection Vol.2 HD(2014 Remastered)」

好評配信中!

cdFirst Love [2014 Remastered Album]」

 

12/9(火)同時配信

cd宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-」

 

宇多田ヒカル・スッタッフ、ハイレゾの魅力を大いに語る!!

宇多田ヒカル『mora』ハイレゾ座談会 展開中!

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<牧野良幸プロフィール>

大学卒業後、81年に上京。銅版画、石版画の制作と平行して、 イラストレーション、レコード・ジャケット、絵本の仕事をおこなっている。

近年は音楽エッセイを雑誌に連載するようになり、『僕の音盤青春記1971-1976』『同1977-1981』『牧野式高音質生活のすゝめ』などを出版。

 

 

 

 

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宇多田ヒカル、デビュー15周年を記念して、数々の代表曲を収録したシングル集『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』(2004年発売)と、『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』(2010年発売)のハイレゾ音源(96kHz/24bit:FLAC)がリリースされる。そこで、エンジニア界の巨匠テッド・ジェンセンによる最新マスタリングが施されたハイレゾ音源の魅力について、デビュー前から携わっているプロデューサーの三宅彰氏、ディレクターの沖田英宣氏、録音エンジニアの松井敦史氏、小森雅仁氏に聞いてみた。制作チームは、完成した作品をどんな視点で聴いているのか? 宇多田ヒカル秘蔵エピソードとともに、コアなトークをわかりやすく話されているので、“ハイレゾ音源入門講座”としてお楽しみあれ!

12/9(火)~moraでハイレゾ配信開始!*JK クリックでダウンロードページへ)

  

左)「Utada Hikaru Single Collection Vol.1(2014 Remastered)」(12/9~配信)

中)「Utada Hikaru Single Collection Vol.2 HD(2014 Remastered)」(12/9~配信)

右)「First Love [2014 Remastered Album]」(2014年3月~配信)

cdハイレゾ|FLAC|96kHz/24bit

 

●聴き比べて頂いたらスピーカーの位置が違って聴こえると思います。

——宇多田ヒカルのCDアルバムといえば、音楽ファンの間で音が良いことが知られています。

皆さんは、音や歌へのこだわりが強くあるチームだと思いますが、今回のハイレゾ化リリースの意義について教えてください。

 

沖田宇多田ヒカルは、今年がデビュー15周年です。なのですが、ご存知のように本人は活動休止中です。

そこで、ファンの皆様に対して15周年の感謝の気持ちを、ハイレゾ化であらわしたかったんですね。

 

——完成した作品をあらためて聴かれてみていかがでしたか?

 

沖田:今回のリマスタリング音源は、宇多田ヒカルの曲の90%くらいをミックスしている、渋谷のBunkamura StudioのCスタで、つまり僕らにとって一番なじみのあるスタジオでリファレンスを聴きました。

 

三宅細部にわたる細かいところがしっかり聴こえる感じがしましたね。テッドが、良いマスタリングをしてくれているのも、新たに楽しめるポイントです。わかりやすくいえば、空間の奥行きが出ていると思います。テッドに頼む理由は、歌を大事にしてくれるからなんですよ。

 

松井音域が上下に伸びた感じがしましたね。CDも持っている方は、聴き比べて頂いたらスピーカーの位置が違って聴こえると思います。ハイレゾ版は、流したときにスピーカーの位置がちょっとわからなくなる感覚がするんですよ。それくらい広がって聴こえますね。

 

小森今回のリリースは、新たにリマスタリングしたことによる良さと、ハイレゾというフォーマットによる良さの二つがあると思います。ハイレゾになったことによる良さは、スタジオでアーティストやスタッフが聴いていた音をそのままリスナーに届けられるという点です。初期のアルバムはアナログテープがマスターだったんですが、ハイレゾ化によりマスターテープに限りなく近い音をリスナーに届けられるというのは大きな変化だと思います。リマスタリングに関しては、オリジナルの『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION』よりもリミッターが弱めなんですよ。今回は、ちっちゃいところはよりちっちゃく、大きいところはより大きく、ダイナミックレンジを広く保って、ローエンドもハイエンドもレンジが伸びて、かわりに耳にキンとくる帯域がちょっと優しくなっていたりして、大きい音で聴いても耳に痛くなく、何回でも聴けるような音にリマスタリングされている印象ですね。

 

——なるほど、わかりやすいですね。

 

沖田僕らは、ハイレゾを念頭においたオリジナル作品は、宇多田ヒカルではまだ作ってないんです。ですけど、今後出口がここになるとしたら、音の録り方、ミックスの最終地点は変わってくる気がします。たとえるなら、温かいそばを出前で頼んだとき、今までは30分待ったそばしか味わったことないわけじゃないですか? それが、本当に出来立てが食べられるってことなんですよね。

 

——あ〜、ハイレゾが持つ距離感や情報密度の濃さって、そういうことですよね。

 

三宅僕はあまり気にしていなかったんだけど、沖田がハイレゾになる素材や記録を残しつづけてくれたのがえらいよね。

 

沖田宇多田ヒカルは、デビューして一年もたたずして、誰も成し遂げないようなセールスを記録してしまったので、これはすべてをアーカイブしておかないといけないと思ったんです。たとえばビートルズが「何月何日に何スタに入って何やった」っていう記録だけでも、僕のような後追い世代にとっては貴重な情報じゃないですか? 宇多田ヒカルも次の世代に向けて当時の記録を残していくことは意味があると思ってました。

 

 

●テクニックで勝負をしはじめると、あの繊細な感じがなくなっちゃうんだよね。

——宇多田ヒカルの歴史を追体験出来る作品『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION』収録曲で、音のこだわりをあらわすようなエピソードがあったら教えてください。

 

沖田どの曲も、ミックスにかける時間をとにかく長くとっていましたね。一日に2曲なんて絶対にやったことなかったから。

 

三宅そうだね。3日かかることもあったかな。クオリティを守るために、余裕を持ったスケジュールとバジェットを、常に用意してました。

 

——エンジニアとして松井さんは、初期から担当されていたんですよね? この個性的な宇多田チームを、どのように見られていますか?

 

松井純粋に音楽好きで、音楽ありきで産み出せるチームだと思います。レコーディング時に、何かをあきらめるとかそういう発想が無いんですよ。アイディアがあったら一回やってみようというのが必ずあって。たとえば、普通のレコーディングだと、宇多田ヒカル本人が自宅で打ち込んできたプログラミングを、生のプレイヤーで音源差し替えたりするんですけど、雰囲気が違ったら、戻すんですよ。普通のセッションだったら、せっかく演奏してもらったんだから不採用にはなかなかしないのですが。

 

——なるほど、小森さんはいつごろから参加したのですか?

 

小森僕は『ULTRA BLUE』というアルバムの制作の途中から、Bunkamura Studioに就職しまして、最初は松井さんのアシスタントとして活動していました。この仕事をはじめてから一番お世話になっているのが宇多田ヒカルさんです。

 

三宅はじめて現場で、宇多田ヒカルの年下ができたんだよね。現場では珍しく、ヒカルが「小森くん」って言って、小森が「ヒカルさん」っていう関係なんだよね(笑)。

 

小森最初はとてもプレッシャーを感じていました。ヒカルさんの現場は、歌録りのテンポが早いんです。

コーラスを重ねるのとかもめちゃくちゃ早くて、ついていくのが大変なぐらい(苦笑)。

 

三宅それは、僕がせっかちだからかな(苦笑)。あ、でもヒカルも似てて、同じ歌を何回も歌ったら飽きちゃうよね。ヒカルとか、一時間くらい歌うとだんだん歌がうまくなっていくの。うまくなりすぎて今度は伝わらなくなる。テクニックで勝負をしはじめると、あの繊細な感じがなくなっちゃうんだよね。だから極力100%にならない、8割くらいでね。でも、コーラスにはとても時間をかけます。

不思議なのは、コーラスはたとえ何十時間やっててもぜんぜん疲れないんだけど、歌入れは違う集中力が必要だから、一時間でもものすごい疲れる。

 

 

●同じ曲でも完コピ完カバーみたいに聴こえるんですよ。

——今回の収録曲で、ハイレゾをテーマに思い入れあるナンバーを教えていただけますか?

小森オリジナルと今回のハイレゾを聴き比べて、特に違うなと思ったのが「First Love」、「FINAL DISTANCE」、「SAKURAドロップス」ですね。ハイレゾ化もなんですけど、リマスタリングによる違いが大きいですね。ダイナミックレンジを広くとっているので、たとえば家にちゃんとしたスピーカーがなくても、ヘッドホンでも違いが楽しめると思います。現場で立ち会っていた曲でいえば「Hymne à l'amour 〜愛のアンセム〜」 ですね。あの曲は、他の曲と違ってシンセサイザーが全くはいってないんです。クリックも使っていないフリーテンポの曲で、音数もほかの曲より少ないので、他の曲よりサンプルレートをあげて録音しています。それを44.1khz/16bitのCDフォーマットに落とす事なくお届けできるのはハイレゾならではですよね。

 

松井僕は今回のハイレゾ化だと、「Beautiful World」、「This Is Love」ですね。一番オススメな「This Is Love」は、ものすごくクオリティがあがっていると思います。素直に音が良いなと思ったし、広がり感も良いなと。「Beautiful World」は、完コピの新録音といったらいいんですかね? 同じ曲でも完コピ完カバーみたいに聴こえるんですよ。これはちょっと面白いなと思います。

 

——それはとても聴いてみたくなりますね! 三宅さんは?

 

三宅ハイレゾに関していえば、ハイレゾという文字をみて思ったんだけど、ハイレゾってハイレグだなって(笑)。

 

一同:爆笑

 

三宅普通の水着と違ってハイレグはちょっと見えすぎちゃって恥ずかしいじゃん? 今回のハイレゾ化を聴いたときに思い出したのは、当時の録音の頃の風景ですよ。もちろん、歌のクオリティの良い悪いのレベルの話ではないんだけど、デビューした頃の、彼女は文武両道で忙しかったので、声の調子とかいろいろあったんですよ。それがハイレゾだと見えすぎて「あー、恥ずかしい!」って思い出しちゃって。なのでハイレゾはハイレグ!? 恥ずかしいところまで聴こえちゃう(笑)。

 

沖田ははは、それはあるかもしれませんね(笑)。今回の、ハイレゾ化の楽しみ方としては、時代的にマスターテープが、アナログのハーフインチマスターの曲と、Pro Toolsベースの96kHz/24bitという二つに分かれるんですよ。シングルコレクション1の方は、ほとんどアナログのハーフインチでした。2は、だいたい96kHz/24bitになってくる。今回、マスターは何を使っているというのを全部つまびらかにしているので、その違いも楽しんで欲しいですね。

 

 

●ショーウィンドウにあった絵が、ショーウィンドウのガラスが外されたっていう感覚。

三宅そうそう、誤解を恐れずにいえばハイレゾになったから急に音が良くなったワケではないんですよ。ショーウィンドウにあった絵が、ショーウィンドウのガラスが外されたっていう感覚ですね。手に届く距離感が近づきましたって感じ。ハイレゾはCDの3倍の情報量というのは、そういうことなんです。曲でいえば「traveling」で、汽車が走っている感じをコーラスで表現してるので、そのこだわりに注目して欲しいですね。

 

沖田あとは「FINAL DISTANCE」。やっぱりバラードは空間が違うんですよ。音の粒子が見える気がしました。「Flavor Of Life」もいいですね。「First Love」と「FINAL DISTANCE」は、マスターテープがアナログハーフなんです。「Flavor Of Life」は96khz/24bit。時代でいうとアルバム『DEEP RIVER』までがハーフインチです。でも、いくつかの曲は、当時からデジタルになってたんだよね。今回は入ってないけど「嘘みたいなI Love You」とかね。あの頃が過渡期で、ミックスエンジニアが変わったアルバム『ULTRA BLUE』からは全部デジタルフォーマットになりました。

 

——ちょうど宇多田ヒカルさん本人が、編曲も担当されてきた頃ですね。

 

沖田そうなんです。完璧にアレンジ込みで自分を表現することを宣言したのがアルバム『ULTRA BLUE』でした。

 

——今回このハイレゾに関して、宇多田ヒカルさんや、宇多田照實さんはどんなことを話してましたか?

 

沖田照實さんは「ハイレゾには未来がある!」と言ってました。ヒカルはもうちょっと感覚的というか「自分のようなポジションのアーティストが、新しいことにチャレンジしていく姿勢が大事だと思う」って。数日前に彼女から聞いたリアルトークです。

ぜひ、スタジオで鳴っていた音を、ハイレゾで楽しんでもらえると嬉しいです。

 

記事掲載宇多田ヒカルインタビュー.jpg

Utada Hikaru Single Collection Vol.1

01. time will tell -Alternate Version- (**)

02. Automatic (*)

03. Movin' on without you (*)

04. First Love (*)

05. Addicted To You [UP-IN-HEAVEN MIX] (***)

06. Wait & See ~リスク~ (***)

07. For You (*)

08. タイム・リミット (*)

09. Can You Keep A Secret? (*)

10. FINAL DISTANCE (*)

11. traveling (*)

12. 光 (*)

13. SAKURAドロップス (*)

14. Letters (*)

15. COLORS (*)

オリジナルマスター

・ 1/2 inch Analog Tape (*)

・24bit / 48kHz WAV file (**)

・24bit / 44.1kHz WAV file (***)

 

Utada Hikaru Single Collection Vol.2

◇Disc 1

01. Prisoner Of Love (*)

02. Stay Gold (*)

03. HEART STATION (*)

04. Kiss & Cry (*)

05. Beautiful World (*)

06. Flavor Of Life -Ballad Version- (*)

07. ぼくはくま (**)

08. This Is Love (*)

09. Keep Tryin' (*)

10. Passion (***)

11. Be My Last (****)

12. 誰かの願いが叶うころ (*)

13. Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix- (*)

14. 嵐の女神 (*)

15. Show Me Love (Not A Dream) (*)

16. Goodbye Happiness (*)

17. Hymne à l'amour ~愛のアンセム~ (*****)

18. Can't Wait 'Til Christmas (*)

オリジナルマスター

・ 24bit / 96kHz WAV file (*)

・24bit / 48kHz WAV file (**)

・1/2 inch Analog Tape (***)

・24bit / 192kHz WAV file (****)

・24bit / 88.2kHz WAV file (*****)

 

 

<宇多田ヒカル・スタッフ>

赤記事用.jpg

■三宅彰

宇多田ヒカル プロデューサー

株式会社アレグロ・モデラート

代表取締役社長

 

■沖田英宣

宇多田ヒカル ディレクター

ユニバーサル ミュージック合同会社

Virgin Records

 

■松井敦史

レコーディングエンジニア

 

■小森雅仁

レコーディングエンジニア

 

<インタビュー>ふくりゅう・・・音楽コンシェルジュ。

音楽ライター、エディター、音楽プロデュース、音楽プランナー,WEBプランナー、選曲家など多岐にわたり活躍。近著は「ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本」

<イラスト>牧野良幸・・・・大学卒業後、81年に上京。銅版画、石版画の制作と平行して、 イラストレーション、レコード・ジャケット、絵本の仕事をおこなっている。

近年は音楽エッセイを雑誌に連載するようになり、『僕の音盤青春記1971-1976』『同1977-1981』『牧野式高音質生活のすゝめ』などを出版。

 

11/30(日)宇多田ヒカル先行試聴会レポートはこちら!↓

20141204試聴会ヘッダー.jpg

 

 

 

 

 

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