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コラムのトピックス

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音楽業界には必ずその時のブームがあります。
ビジュアル系ブーム、R&Bブーム、小室哲哉ブーム、バンドブーム、
そして今のアイドルブーム、アニソン、声優ブームです。

ブームはいずれ去ります。
完全に下火になって「過去のもの」になってしまうケースもありますが、
コアなファンが根付いており、地道ながらも続けていて、またブームが再燃したりすることもあります。
近年、ビジュアル系ブームで出てきたバンドが再結成してライブを行う事がよくあります。
当然、金銭的な問題や、当時若くてぶつかっていたメンバーも大人になって付き合えるようになった等、
様々な理由があるでしょう。


じゃあ今のアニソン、声優ブームは一体いつまで続くのか?という事ですが、正直誰にもわかりません。
アイドルも、ここ数年東京で行われているTIFというイベントでは
100組以上のアイドルが全国から集まり出演しています。

完全に供給過多な感じになってきてるとは思うのですが、それでもまだ終わる気配が感じられませんし、
そもそもCDが音楽を聴くためのメディアの中心として売れなくなった今、
次にどういうジャンルが業界を席巻するのか、
その音楽は「CDを売る」事で収益をあげられるものなのか等、
ビジネスモデルを含んだ様々な問題があると思います。


80年代アイドルブームの次はバンドブームが来ました。
歴史は繰り返し次はバンドブームが来るのか?
というような音楽のジャンルや形態だけの問題ではない、という事だと思う訳です。

 

最初のアニソンのヒット曲が杏里さんの「キャッツ・アイ」だった事は既に触れましたが、
では声優ブームはいつくらいから始まったのでしょう?この辺りは諸説色々あるでしょう。
ただ、声優という仕事は本当の初期の頃は役者でやっていけない人がやるという、
若干下に見られてる時期がありました。

もしくは声をあてても、その声優さん本人にスポットライトが当たる事はほぼなかったと思います。
それが大きく変わり、声優さん本人に人気が出て、顔を出してTVのバラエティーやクイズ番組に出演したり、
CDをリリースして歌手活動を行ったりするようになったのは70年代後半から80年代にかけてだと思います。
「風の谷のナウシカ」と徳間書店との関係は前回触れましたが、
徳間書店が「アニメージュ」を創刊したのが1978年、
角川書店が「ニュータイプ」を創刊したのが1985年です。

 

アイドル声優という言葉はまだなかったですが、
例えば飯島真理さんの「愛・おぼえていますか」は「超時空要塞マクロス」の主題歌になり大ヒットしましたが、
やはり飯島さん自身は国立音大出身の完全音楽志向の方だったので、
このアニメのタイアップによるヒットや、自身のやりたい事と、
アニメファンから求められる事のギャップでかなり悩まれたようです。
ですのでオリジナルアルバムにこの曲が収録される事はありませんでした。
そもそも彼女のファーストアルバム「Rosé」は坂本龍一さんが、
セカンド「blanche」は吉田美奈子さんが、サード「midori」は清水信之さんがプロデュースしており、
非常に質の高いポップスをやってます。是非聴いて頂きたいアルバムです。

また「うる星やつら」の音楽も非常に質が高く、
使用される音楽もどんどん普通のJPOPに近い感じになっていったように思います。
初期から携わっていた小林泉美さんは当時、パラシュートや高中正義さんといったフュージョン系の
サポートキーボーディストとしても活躍する実力派で、映画「翔んだカップル」の音楽も担当されてます。

これらは「うる星やつら」の制作にキティ・フィルムが関わっており、
高中さんが当時キティ・レコードに所属していた等の経緯からですが、
後半はゴダイゴのメンバーも参加するなど、音楽面にも非常に力の入った作品でした。
ちなみに「翔んだカップル」の主演は前回出てきた薬師丸ひろ子さんです。色々繋がりますね。


声優がアイドル化したり、アーティストがアニソンを歌ったり、
そういう事が70年代後半から始まりましたが、逆のパターンの方もいます。
アイドルだったんですが、アイドルでは今一つ成功せず、声優で一気に有名になられた方です。
日高のり子さんです。「タッチ」の「浅倉南」役は今更説明する必要もないでしょう。
その他多数活躍し今でも現役で活動されてますが、
彼女は逆にアイドル的な部分はあまり出さなかったように思います。

またカラオケの定番である「タッチ」の主題歌を歌っている岩崎良美さんは
聖母たちのララバイ」のヒットで知られる岩崎宏美さんの実の妹さんです。
コロッケさんが「シンデレラ・ハネムーン」で物まねする人、といったほうがピンと来る方も多いと思いますが。
岩崎良美さんも80年代アイドルの一人としてデビューされた方ですが、
実は他のシングル曲も物凄くいい曲が多いので、これは本当にお勧めします。


90年代になると、完全に「アイドル声優」というジャンルが確立されます。
「声優グランプリ」等の雑誌が創刊され、林原めぐみさん、椎名へきるさん、國府田マリ子さん等は、
ラジオパーソナリティーとしても人気があり、
当時の文化放送の番組はほとんど声優さんの番組で埋め尽くされていたほどです。

各プロダクションも声優とアイドル歌手の両方の仕事を前提としたオーディションを開催したり、
専門学校がそのようなコースを設けたり、事務所自体がそういう養成コースを作ったりと様々な変化がありました。

これは80年代にアニメ文化が完全に日本に根付いた結果というのもあると思いますが、
一方で見逃せないのはプレイステーション、サターンの登場により、
家庭用ゲーム機のハード機能の向上で、ゲームがしゃべるのが当たり前になり、
それに伴う膨大な量のセリフの声をあてるという仕事ができた、という事も起因すると思います。
そしてゲームのキャラクターに人気が出て、そのキャラクターのCDが発売され、
声優さん自身も人気が出てやはり歌手活動を行う、今では当たり前の事ですが、
これらを牽引していたのが「ときめきメモリアル」の登場だったと思います。
このような歴史があり、今は「声優」が完全に女の子の憧れの職業の一つになってきたという訳です。

 

「声」のお仕事ですから、その歌声に人気が出るのも自然な流れですし、
養成学校などでは基本的な発声練習も行われますので歌のうまい方も多いです。
そもそも地声がかわいい方も多いですので、かわいい曲をさらにかわいく表現することができます。

水樹奈々さんや田村ゆかりさん等は、本人の魅力以外にも歌声自体が圧倒的に魅力的で、
歌の世界観を表現されてるので人気が高いのだと思います。
そういう「声」をはっきり聴きたい、息継ぎまで聴きたいという方にお勧めなのがハイレゾ音源です。
今はMP3等の圧縮された音源をスマホ等で聴くのが主流ですが、
ハイレゾですとCDでは聴き取れなかった細かな部分まで聴き取れます。
目の前のマイクで歌っているような感じ、耳元で歌ってるような感じとでもいいましょうか。
シングルCDにはよくボーカルを抜いたカラオケ音源が収録されますが、
逆に演奏を完全に抜いた「ボーカルトラックのみ」の
ハイレゾ配信があってもいいんじゃないかと思ってる位です。
それに自分で演奏をつけて動画サイトにアップしたりするような事があってもおもしろいと思います。
歌ってみた、踊ってみた、演奏してみたは前からありますが、
初音ミクでDTMも一般化した今、アレンジしてみたというのが出てきたら
更にこのシーンは盛り上がるんじゃないでしょうか。
そこからまた新しいクリエーターが登場したり。
そう考えるとこのブームはそう簡単には終わらないような気がします。


さて、長々と現在のアニソン、声優ブームのルーツと遍歴を書いてきましたが、
今回で私のコラムは取りあえず終了となります。

またここで、今度は別のジャンルの話でもできたらいいな、と思っております。
では、また会える日まで!
                                                                                         文:青山静馬

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現在のアニソンブームのはじまりは何だったのでしょうか?
元々アニソンはそのアニメの内容や登場人物に関連した歌詞や曲調を
水木一郎さんのような専門の方が歌うのが普通でしたが、
以前お話させて頂いたようにアーティスト楽曲のタイアップが主流になり、
今では声優さん自身が歌ったりするようになりました。

そもそもアニメ主題歌を普通のアーティストが担当する、という事が以前はありませんでした。

そう考えると、最初はやはり杏里さんの「キャッツ・アイ」のヒットが一番影響大きかったように思います。
そもそも杏里さんは当時「日本のAOR」という感じの音楽を中心にやってましたので、
「キャッツ・アイ」のヒットには結構当惑されていたようです。

リゾート・ミュージックみたいなのをドライブしながらカー・ステレオで聴くのがおしゃれ、
みたいなのが流行ってました。

杉山清貴&オメガトライブ稲垣潤一さん、角松敏生さん、山本達彦さんといったようなアーティストに、
わたせせいぞうさんのイラストと片岡義男さんの文庫本、というイメージでしょうか。
杏里さんはギタリストのリー・リトナーと婚約していた事もあるのですが、
リトナーと言えばフュージョンがAOR化し始めた時に活躍した一人ですからそれも頷けます。

「片岡義男って誰?」という方もおられると思いますが、
「スローなブギにしてくれ」「メイン・テーマ」「彼のオートバイ、彼女の島」等の小説を書いた方です。

これらは当時、角川が映画化し、主演に薬師丸ひろ子さんや原田知世さんのお姉さんの原田喜和子さんが
キャステイングされています。

角川というと今の若い人にはアニメ関連のイメージしかないかもしれませんが、
実は大元はこういうところにあります。

薬師丸ひろ子さんを「あまちゃん」で知ったという方も多いかもしれませんが、
角川が大々的に行ったオーディションで合格し、映画「野性の証明」がデビューなんです。

原田知世さんは筒井康隆さんの「時をかける少女」の映画化で銀幕デビュー、
主題歌タイトルも「時をかける少女」で作詞作曲は松任谷由美さん、原田さん自身が歌い大ヒットしました。
2006年にアニメ映画化され非常に高い評価を得ましたね。
その主人公の声を務めた仲里依沙さんが2010年の実写版でも主演しており、
こちらも非常に高い評価を得ています。

上記2つのリメイク版は両方とも原作とは違うオリジナルストーリーで、
この3作品は本当に本当にお勧めですので、3つとも是非観ていただきたいです。


角川書店が角川映画第一弾として横溝正史「犬神家の一族」を映画化し
大体的た時に「メディアミックス」という言葉が浸透し始めました。
「読んでから見るか、見てから読むか」なんてコピーもありましたが、
今では当たり前の原作本、映画、それにまつわる主題歌や女優さん含めて全部宣伝して売っちゃおう、
という最初の頃で、薬師丸ひろ子さんや原田知世さんはその角川映画の看板女優だったんです。

小説を映画化し、本と小説家と映画を売る、主演女優を売る、
その女優の主題歌を売る、写真集も売る、そういう売り方を大々的に始めたのが角川書店でした。
おや?ずっとアニソンとあまり関係ない話をしてるようですが、何か今の状況と似ていませんか??
後に角川書店がアニメに積極的に参入してきたのも頷けるかと思います。

 

昔はまだアニメ映画というと「東映まんが祭り」みたいな感じの「子供向け」が一般的で、
大人がアニメやアニメ映画を観る、という風潮はありませんでした。
それを大きく変えたのが「風の谷のナウシカ」「うる星やつら2~ビューティフル・ドリーマー」等の作品です。

言うまでもなく、ナウシカは宮崎駿さん、ビューティフル・ドリーマーは押井守さんです。
この2作、公開は1984年の2月と3月という、殆ど同じ時期に公開されてます。
ナウシカには徳間書店が制作に大きく関わっています。
これは角川書店のメディアミックの成功から、当時は出版社等にこういう動きが見られました。
劇中では流れませんが、実はテーマ曲があり、タイトルはそのまま「風の谷のナウシカ」で
歌っているのはこれがデビュー曲の、なんと安田成美さんです。

そして作詞は松本隆さん、作曲は細野晴臣さんと超豪華メンツです。
そして徳間書店の当時の音楽部門である徳間ジャパンからリリースされスマッシュヒットしました。

ビューティフル・ドリーマーは内容が「うる星やつら」のテイストと異なるので、
原作者の高橋留美子さんには不評だったようですが、
逆に押井監督の名前はこの作品で一気にあがりました。
これら2作が後のアニメや海外の映画にまで与えた影響はここで私が説明するまでもないでしょう。

ちなみに現在「ノイタミナ」枠で放送されている「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」の主題歌である
私立恵比寿中学「バタフライ・エフェクトの最後大サビに
「ビューティフル・ドリーマー」という歌詞が数回登場します。

これは完全に「うる星やつら2」を意識されたものだと思います。
ちなみに「バタフライ・エフェクト」という有名な映画もあります。
それをこの主題歌のタイトルに持ってきたのも、
ストーリーの根底にビューティフル・ドリーマーに共通するものがあるからでしょう。
「涼宮ハルヒの憂鬱」「魔法少女まどか☆マギ」等に与えた影響も様々なところで語られていると思います。


今回はルーツ的なお話でちょっとピンとこない方もおられるかもしれませんが、
歴史をみると色々なところで今に繋がっていたり、
こういう元となったアニメや映画に改めて興味を持ってもらえると嬉しいな、
と思いつつ筆を置きたいと思います。
                                                                                                                           文:青山静馬


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『涼宮ハルヒの憂鬱』主題歌                                        

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『涼宮ハルヒの憂鬱』OPテーマ
 karaoke 冒険でしょでしょ? / 平野綾

 

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『涼宮ハルヒの憂鬱』EDテーマ
karaokeハレ晴レユカイ / 平野綾(涼宮ハルヒ役)、茅原実里(長門有希役)、後藤邑子(朝比奈みくる役)

 

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flair 次回の更新は6/11(水)ですflair

 

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「渋谷系」という言葉を聞いた事があるでしょうか?

これは90年代にタワーレコードやHMVと言った
外資系レコード店から火がついたアーティストや音楽の総称で使われていて、
何か特定のジャンルを指すものではありません。

最近ですと「笑っていいとも!」の最終回間際にフリッパーズ・ギターの小沢健二さんが出演したり、
SPICY CHOCOLATEの「ずっとfeat.HAN-KUN&TEE」のサビがオリジナル・ラブの「接吻」
似てると騒がれたりしてちょっと話題になりました。

 

騒動の中で若い人からは「うちら渋谷系なんて知らないし」という意見をよく見かけました。
そういう方でも「デトロイト・メタル・シティ」という
漫画、映画を知ってる方は多いんじゃないでしょうか?

あの主人公が最初に目指していた「キュートでポップでオシャレな音楽」が渋谷系です。
まあ、そういうのばかりではないのですけど。
ですので映画では主人公のオリジナル曲を渋谷系のカジヒデキさんが制作しています。
ちなみに「デトロイト・メタル・シティ」というタイトルは元々、
昨年来日したアメリカのロックバンドKISSの代表曲のひとつ
デトロイト・ロック・シティ」から取られています。
KISSは顔にド派手なメイクをして、日本のデーモン閣下が所存する聖飢魔IIの元になったバンドです。
なので映画では伝説のギタリスト役でKISSのメンバーのジーン・シモンズが出演していますが、
彼はベーシストなんですよね。

 

話を戻しますと最近、声優さんがCDを制作する時に、
この「渋谷系」のミュージシャンの人達が起用される事がちょくちょくあります。
「けいおん!」で有名になった竹達彩奈さんのデビュー曲「Sinfonia! Sinfonia!!!」の
作詞、作曲、編曲は沖井礼二さんで、元々はCymbalsというバンドで
渋谷系サウンドを演っていた方です。

その曲を含んだファーストアルバム「apple symphony」にも参加されてますし、
導入部1曲目の同タイトル曲を制作した吉田哲人さんは、
ピチカート・ファイブの小西康陽さんのレディメイド・エンタテインメントに所属して
小西作品にも多数参加されていました。

ちなみに、ももクロの妹分「チームしゃちほこ」の今月発売の新曲
いいくらし」の作編曲も吉田さんです。
また、前回のコラムに出て来た川本真琴さんが参加されていたり、
特筆すべきは日本の歌謡曲の巨匠、筒美京平さんが「時空ツアーズ」という曲の
作曲で参加されてるところです。

これは3rdシングルで、カップリング曲はやはり沖井さんです。
渋谷系っていうとマニアックな洋楽の影響が強いというイメージの方も多いかもしれませんが、
多くの渋谷系アーティストは筒美さんの影響を受けています。
これは年代的なものもあるかもしれませんね。
渋谷系アーティストの多くは「ザ・ベストテン」世代ですので。

 

ちなみにCymbalsのボーカルは土岐麻子さんで音楽とは関係ないところで
今ちょっと話題になりましたが、彼女がソロになってからの楽曲も名曲揃いですので、
是非視聴してみて下さい。

 

竹達さんとも仲が良い花澤香菜さんのファーストアルバム「claire」にも
沖井さんは参加されています。
このアルバムにはCymbalのドラマ―だった矢野博康さん、
前述のカジヒデキさんも参加されています。


メインで参加されてるのが北川勝利さんですが、
北川さんはポスト・フリッパーズと呼ばれたROUND TABLEというユニットの方です。
ROUND TABLEはそもそもNinoさんという別ボーカルの方と組んだ
ROUND TABLE featuring Nino名義でアニメ関係の楽曲をいくつかリリースしています。

このユニット、残念ながら2012年で活動休止されてますが、
凄い傑作ぞろいなのにあまり世間には浸透していないので、
ホントに色々な人に聴いて欲しいと思っています。

北川さんは坂本真綾さんの作品にもいくつか参加されてますし、
NONA REEVESの奥田健介さんと共にツアーに参加もされてます。
NONA REEVESと言えばNegiccoの「ときめきのヘッドライナー」に全面参加しています。
こうやって今のアイドルシーンにもどんどん参加して欲しいと思っています。

 

アイドルシーンでの関連で言うと、沖井さんは「さくら学院」初期の派生ユニットで
バトン部「Twinklestars」の楽曲を手掛けています。
アイドルヲタクで有名なタワーレコード嶺脇社長が
これらの楽曲でさくら学院にハマったというのも頷けます。

当時CymbalとTwinklestarsが同じレコード会社所属だった縁から参加されたと思うのですが、
そうでなくてもアニメ、アイドル系と渋谷系は非常に親和性が高いと思っています。

そもそも「かわいくてオシャレ」な音楽が多いので、当然と言えば当然なのかもしれません。
今ではすっかり良いママになった小倉優子さんの「オンナのコ オトコのコ」を、
アイドル全盛期の松浦亜弥さん「ね~え?」をやはりピチカートの小西さんが手がけています。

 

渋谷系はフレンチ・ポップス等のフランスのアイドルにも影響を受けているのですが、
フランスのアイドルと日本のアイドルってちょっと似てるんですよね。

フレンチ・ポップスも歌謡曲的な部分があるので、
その昔、フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」は日本でもカバーされ大ヒットしました。
「かわいくて、オシャレで、メロディーがわかりやすく、ちょっと湿っぽかったり、
そして歌ってる本人に高度な歌唱力を求められない」辺りが共通してる様な気がします。
今でこそあまり聞きませんが、昔は「憧れのパリ」って感じで
とにかくフランスに憧れる日本人は多かったですし、
逆に、日本の浮世絵がフランスの絵画に影響を与えたように、色々共通項がある様に思います。

日本のアニメやアイドル、バンドの人気が高いのもそんな所からじゃないかなと思っています。
最初に書いた篠原ともえさんの件や、ハロプロの℃-uteBuono!が単独ライブを成功させたり、
きゃりーぱみゅぱみゅのパリ公演の話題など、記憶に新しいと思います。


ちょっと長くなりましたので、今回はこの辺りで。
                                                                                                               文:青山静馬
 

90's シブヤ系 コンピレーション
memoオリジナル音源で集めました!
    90年代に一世を風靡した「シブヤ系」のコンピレーション!

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note 収録曲>>
karaoke 高野 寛/虹の都へ
karaoke オリジナル・ラヴ/接吻 kiss
karaoke ICE/MOON CHILD
karaoke スチャダラパー/サマージャム '95
karaoke GREAT3/Oh Baby (Original Version)
karaoke 高野 寛/田島貴男/Winter's Tale ~冬物語~
karaoke HAL FROM APOLLO '69/SWEET THING
karaoke ICE/GET DOWN, GET DOWN, GET DOWN
karaoke ROUND TABLE/自転車でGo!
karaoke SPANK HAPPY/走り泣く乙女(シングルバージョン)
karaoke スチャダラパー/ドゥビドゥ What?
karaoke カヒミ・カリィ/Journey to the Centre of Me
karaoke Instant Cytron/しあわせな時間
karaoke 清水弘貴/太陽が似合う場所
karaoke オリジナル・ラヴ/朝日のあたる道

 


flair 次回の更新は5/28(水)ですflair

 

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水樹奈々
さんのニューアルバム「SUPERNAL LIBERTY」が発売されました。
彼女は「声優が歌も出してる」域を完全に超えてるのは今更言う事も無いでしょう。
歌手志望だったお父さんから子供の頃から指導を受けていたそうなので、歌が爆発的に上手いのも頷けます。
 

T.M.Revolutionとコラボした「革命デュアリズム」も記憶に新しいですが、こういった様々なコラボを通して、
もっと一般の方にも聴いてもらえるようになって欲しいなと思ってます。

T.M.Revolutionと言えば「ガンダム」のイメージが強い方もおられると思いますが、
彼が一般に知れ渡る最初のきっかけになったのは、「るろうに剣心」のエンディングに使用された
HEART OF SWORD~夜明け前~」だと思います。

前回書いたようにこのアニメにはソニー・ミュージックのアーティストの楽曲が多数起用されています。
それもそのはず、このアニメは「SPEビジュアルワークス」という会社が制作に大きく関わっていまして、
SPEってSony Pictures Entertainment の事なんです。
今のアニプレックスの前身になります。

このアニメで有名なのはJUDY AND MARY「そばかす」
川本真琴さん「1/2」、SIAM SHADE「1/3の純情な感情」
L’Arc~en~Ciel「虹」なんかだと思いますが、
実は今挙げたアーティストはレーベルこそバラバラですが、全部ソニー・ミュージック系列なんです。
「1/2」は中川翔子さんが好き過ぎてカバーしてましたね。

 

普段はロックしか聴かないというような方も、
上述のアーティストの名前を見て「アーティストもアニソン歌っていた」というのを思い出して頂ければ、
アニソンに対する抵抗感も少しは無くなりませんか?

 

「ハッピー☆マテリアル」「ハレ晴れユカイ」の次にアニメ名義で出して大ヒットしたのが
「らき☆すた」の「もってけ!セーラーふく」でしょう。
この曲はオリコン初登場2位、10万枚以上のセールスでその年の年間ランキング40位になっています。
ブっ飛んだ歌詞のラップと、ラリー・グラハムばりのファンキーなベースのこの曲は、
YouTubeにアップされたオープニング映像を見た海外の人が
「何だこれは!!??」という反応をして人気もありました。
これは丁度、今のBABY METALに通じるものがある気がします。

ちなみにこのベース、私の記憶間違いでなければ打ち込みなんですね。
ご本人が何かのインタビューでお答えになってました。
Spectrasonics社が出しているTrilogyというベース専用のソフトシンセなんです。
当時打ち込みで生っぽいベースと言いえば、ほぼこの音源が使用されていました。
また作詞の畑亜貴さんは元々コナミのゲーム音楽の外注を、
作編曲の神前暁さんはナムコ(現バンダイナムコゲームス)でサウンドクリエーターとして働いていました。
なので打ち込みも上手な訳です。

神前さんは京都大学卒なんですが、ももクロで有名になった前山田健一さんも京大卒で、
元々ヒャダインという名前でゲーム音楽をアレンジしたものを動画サイトに投稿していた過去があります。
そして何より「涼宮ハルヒの憂欝」「らき☆すた」のアニメーション制作は京都アニメーション。
京都は日本を代表する観光地、古都ですが、現代の日本を代表するアニメやアイドルに関わってる人が京都に縁がある、
というのも偶然ではないような気がします。

 

アーティスト名義で出てるアニソンで今一度ご紹介したいのが、
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主題歌だった高橋瞳さんの「僕たちの行方」です。
この曲は彼女のデビュー曲でいきなりオリコン1位になり話題になりましたが、
平成生まれの女性アーティスト最初のオリコン1位でもあるんです。

これは楽曲の良さもさることながら、当時のガンダム人気を象徴する出来事でした。
個人的に彼女のファーストアルバム「sympathy」は凄いお勧めでして
「僕たちは~」は知っていてもアルバムまでは聴いた事ないという方、是非試聴してみて下さい。
残酷な天使のテーゼ」もそうですが、やはりこういう力強い歌声は、
ロボット戦隊物のアニメのイメージによく合いますね。

 

そのアルバムに編曲で参加しているミュージシャンに齋藤真也さん、黒須克彦さんがいます。
齋藤さんは「新世紀エヴァンゲリオン」の次にGAINAXが制作した
「天元突破グレンラガン」の主題歌だった中川翔子さん「空色デイズ」の作編曲者で、
水樹奈々さん、玉置成美さん等、多数手がけています。
ちなみに「グレンラガン」の制作にはアニプレックスとコナミも関わっています。

黒須さんは藍井エイルさん、スフィア中川翔子さん、平野綾さん等、
やはりアニメ&声優関係を多数手がけておられますが、ももクロの「未来へススメ!」の作編曲もやってます。
そしてやはり今大人気「ラブライブ!」のμ'sでしょうか。
板野友美さん、乃木坂46フレンチ・キス渡辺麻友さんなどのAKB関係も多数参加されてますので
3次元アイドル好きな方にも興味を持って頂けると嬉しい限りです。

 

今回はアニメとレコード会社、それらに関わる作家さんやゲーム会社などの関連について書いてきましたが、
次の機会は「結構意外な人も参加してる」アニメ&声優系の音楽をご紹介出来たらと思っています。

                                                                                                                                文:青山静馬


 



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4月から当サイトでもランティスの楽曲配信が解禁になりました。
今でこそCDチャートにアニソンや声優アーティストの楽曲、

アニメやゲームから派生したキャラソンなどがチャートインするのは珍しい事ではないですが、
これはここ10年の出来事なんです。

アーティストのCDが売れなくなった事と、アニメ、ゲーム関連の楽曲が市民権を得た事、
そしてグッズとして購買されてる、というのが主な原因じゃないかと思うんですね。

例えば「残酷な天使のテーゼ」なんかはCDチャートこそ賑わせなかったけど、
カラオケチャートではもう何年も上位にいる訳で。
これもうJPOPのスタンダード曲と言っても過言じゃないだろうと私は思ってます。

 

現在のCDチャートを見て「アイドルとアニソンばかりだ」と嘆く方もおられるようですけど、
実はアニソンは昔から多数チャートインしているんですね。

80年代から「アニメ主題歌は売れる」というのがあって、
レコード会社はアニメ主題歌のタイアップ獲得に力を注いでいたんです。
多分、杏里の「キャッツ・アイ」が最初のような気がします。発売が1983年8月5日です。
けど「使ってもらう」立場ではなかなかタイアップは決まらない。

そこで90年代になると、アニメ制作自体にレコード会社の関連会社や関連部署が大きく関わり、
最初からそのアニメには特定のレコード会社に所属しているアーティストが優先的に担当する、
というようになったんです。

「るろうに剣心」にはソニー・ミュージックが、「犬夜叉」にはエイベックスが、
「名探偵コナン」にはビーイング系が、というのも当時を知る方ならなんとなく頭の隅にあるんじゃないですか?

「レコード会社なんて気にしてなかったけど言われてみればそうかも」って方いませんか?
近年の「ガンダム」シリーズなんかもそうですね。

 

アーティストが歌うアニソンと近年のアニソンで大きく違うのは、
歌っているのがアニメのキャラクター自身、声優、もしくは「アニソン専門歌手」だという事でしょう。

この手のキャラソンで一番最初に大きくチャートインしてきたのは
「魔法先生ネギま!」の「ハッピーマテリアル」でしょう。
最初の発売日が2005年2月16日なので、約9年程前になります。

丁度インターネットも安定した定額ADSLが一般的になって、一般家庭に普及し、光回線も出て来た頃ですかね?
当時「ハッピー・マテリアルをオリコン1位にしよう!」という運動がネット上であって、
今で言う「複数枚買い」を行い、大量のCDの写真をアップする人が出て来て、
それに対抗するように大量のCDを購入しまた写真をアップ、という様な事が起きてましたが、
これって今ではさほど珍しくない「複数枚買い」の原点じゃないでしょうか。

ただ、このような作為的操作があった事や、通常のアーティスト名義以外のCDは企画物とみなされたり、
所謂ヲタクへの偏見とかもあったかもしれませんが、実際にチャートインしていても、
TVのチャート番組から外され紹介されなかったり、アーティストの中にも苦言を呈する人が現れたりで、
それがまたブームを加熱させてましたね。

 

その次に話題になったのが「涼宮ハルヒの憂欝」の「ハレ晴れユカイ」で、
発売が2006年5月10日なので、「ハッピーマテリアル」から約1年後。

これは秋葉原の歩行者天国でゲリラ的に有志で踊ろう、というようなフラッシュモブが計画され、
途中でお巡りさんに注意されてバラバラになるという光景が動画サイトにアップされ、話題になりました。
丁度YouTubeの設立が2005年なんです。
ネットの進化の時間は通常の時間より何倍も加速度的ですから、
そういう新しく面白いものはあっという間に広まって、様々な人がキャラクターのコスプレをし、
キャラクターと同じ振付で歌い踊り、動画をアップしました。

こちらは「歌ってみた」「踊ってみた」の原点かな?
ちなみに「ハレ晴れユカイ」のダンスの振り付けは、現在バラエティーで活躍している「ももち」こと、
嗣永桃子ちゃんが所属しているBerryz工房の当時の楽曲の振付が参考にされてるんです。


アニメやゲームのネットとの親和性を今更書く必要もないかもですが、
このようにアニソンが市民権を得ていった背景には、ネットの進化と普及が大きく貢献してると思う訳です。

そもそもネットが普及する以前から世界的に日本の漫画、アニメは人気があって、
それらを通して海外で認知される日本のアーティストも多いんです。

アニメ「こどものおもちゃ」がフランスで放送され、その主題歌だった「ウルトラリラックス」が人気になり、
それを歌っていた篠原ともえちゃんが、2005年、2006年とフランスでライブを行っている事を知っている人は
殆どいないでしょう。
その当時、彼女を日本のTVで見る事は、ほぼなかったですからね。
ちなみに作ったのは電気グルーヴ石野卓球さんです。なるほど!って感じしますね。
そして今年、BABY METALがまだ日本の一般層に認知される前に、海外各国のメタルチャートで1位になり、
既に大きなフェスへの参加も決定しているのはホント、YouTubeの影響が大きいでしょう。
YouTubeからヒットしたジャスティン・ビーバースーザン・ボイルPSYのように、
日本のアニソンやアイドルが、海外で突然ブレイクする日もそう遠くないかも、いや、して欲しい!
と個人的には思っています。

 

それでもまだアニソンやアイドル等の楽曲に対して良い印象を持っていない方もおられるでしょう。
音楽は所詮趣味、個人の好みの問題なので、それはそれで何も問題ありません。
けど、80年代からヒット曲はアニメ絡みだった事を思い出せば、ちょっと興味湧いてきませんか?
次はそういう方にお勧めしたいアニメ、アイドル、声優関連の楽曲のご紹介が出来たらな~と思っています。

                                                                                                                            文:青山静馬

ハッピー☆マテリアル / 麻帆良学園中等部2-A                   

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karaoke相坂さよ、明石裕奈、朝倉和美、綾瀬夕映、和泉亜子、大河内アキラ

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karaoke柿崎美砂、神楽坂明日菜、春日美空、絡繰茶々丸、釘宮円

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karaoke古菲、近衛木乃香、早乙女ハルナ、桜咲刹那、佐々木まき絵

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karaoke椎名桜子、龍宮真名、超鈴音、長瀬楓、那波千鶴

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karaoke鳴滝風香、 鳴滝史伽、 葉加瀬聡美、 長谷川千雨、Evangeline.A.K.McDowell

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karaoke宮崎のどか、村上夏美、雪広あやか、四葉五月、Zazie Rainyday

ハッピー☆マテリアル(31人ver.TVサイズ)                     

KICM-3111.jpg karaoke麻帆良学園中等部2-A

ハッピー☆マテリアル リターン                                         

KICM-3173.jpg karaoke麻帆良学園中等部3-A

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