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[10/21]純名里沙、ギタリスト笹子重治 ハイレゾ配信記念インタビュー!

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宝塚出身でNHK朝の連続テレビドラマ小説の主演も務めた女優 純名里沙が、8年ぶりにリリースするニューアルバム『Silent Love ~あなたを想う12の歌~』をリリース!

今作は、純名里沙としては初となる、全編ギターとのデュオによる作品となっており、共演のギタリスト笹子重治は、日本を代表する弦楽ユニット・ショーロクラブのリーダーとしても知られ、数々のアーティストを支えてきたギターの名手である。

そんなお二人へのインタビューをmora限定公開flair

 

ーーmora初登場となります。ニューアルバムのこと、ハイレゾのことに加えて、お二人のことも質問させていただきますので、よろしくお願いします。まずは、お二人への質問です。お二人の出会いを教えてください。そのときの第一印象はいかがでしたか?

笹子:3年前のある日、渋谷でのあるライブの終了後、純名さんに声をかけていただきました。もの凄く緊張されていて、「あの、ワタシは歌を歌っているモノですが、こんなCDも出していまして、笹子サンには、オーディションしていただいても結構ですから、ご一緒させていただきたく」みたいなお話だったので、僕はインディーズの若手の歌手の方かと思って・・。それで、家に帰って、いただいたCDのジャケットを見たら「純名里沙」って書いてあって、ホント、ビックリしました・・。

純名:2011年の震災の時、仕事もストップしていましたし、心にぽっかり穴が開いたようになってしまって・・、それを埋めるかの様に、毎日音楽ばかり聞いていました。そんな中、明日何が起こっても悔いの無い生き方をして行きたい、そしてそれは、私にとっては音楽をやることなんだ、と、改めて思うようになりました。それで、自分が好きないろいろな曲を並べて見てみたら、私の好きな曲の全てになぜか「笹子重治」という名前が、演奏や編曲でクレジットされていて・・。そして、それまで毎日のように聞いていた音楽も、やはり笹子さんひきいるショーロクラブの「武満徹ソングブック」だったのです。それで、この人と音楽をご一緒したい、と強く感じて、思い切ってお会いしに伺ったのが、その時のライブだったんです。

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ーーカバー曲の選曲はどのようにして決めましたか?特に気に入っている曲があれば教えてください。

純名:基本的には、私が好きな曲、やってみたい曲を持って行って、笹子さんに相談します。わたしは、宝塚歌劇団に入る前からミュージカルが大好きでしたので、自然にミュージカルの曲が中心になりました。ですから、どの曲も、本当に好きな曲ばかりです。でも、昭和歌謡や、ブラジルの音楽なども大好きですし、今後はもう少し方向性を広げていければと思っています。

笹子:本来ミュージカルって、オーケストラやハデな編成でやる音楽じゃないですか。それをギター一本で、しかも何曲も何曲もやる、というのは、どうすればいいのか、最初は随分悩んだんですが、あるとき、表現を大きい方向に広げるのではなく、繊細な方向に「細かく」して、純名さんのデリケートな声に載せていく、ということで、本来美しいメロディを持っているそれらの曲が、今までに無い形で引き立つ、ということに気がつきまして、それが、このアルバムの製作の動機にもなりました。ですから、特に気に入っている曲としては、全部好きではあるけれど、その中でも、僕はガーシュインの「Embraceable You」と「Someone To Watch Over Me」 をあげておきます。

 

ーー今回のレコーティングでのエピソードを教えてください。

笹子:この方向性を突き詰めたら素晴らしいものが出来るのではないか、というイメージが、去年の暮れ近くに凄く具体的に見えたので、年末も押し迫った時期に、無理矢理純名さんを呼び出して、アルバム製作の相談をしました。

純名:わたしは笹子さんに共演をお願いした段階で、既に「やるならデュオで」と思っていましたので、とても嬉しかったですね。このことは、私の中では最初からから決まっていたんです(笑)。

笹子:それで、年が明けてからは2週間に3回ぐらいの割で、本当に「部活」のように、シビアなリハを続けました。純名さんは、「観客2000人」みたいな大きな所でのパフォーマンスをずっとされてきた方なので、その表現は、どうしても大ぶりでハデなものになりがちです。今回の「テーマ」は、極小の人数、極論すれば一人の人の前で繊細な気持ちを完璧に届ける、というような、今までやってきたことと真逆のことだったので、随分いろいろと試行錯誤をされていました。ただ、それらのことについては、僕と一緒にやるようになってから、小さなカフェやライブハウスでのパフォーマンスの機会が格段に増えてましたので、どのようにすればいいのか「見当」はついていた、とは言えるのかもしれません。

 

ーー12曲目の「candle」は純名さんが作詞、笹子さんが作曲によるオリジナル楽曲となっていますが、どのように制作されましたか?

純名:今までちゃんとした自作曲を持っていなかったので、1曲は欲しい、と思いまして、笹子さんに、恥ずかしかったんですが、自作の歌詞をお渡ししました。笹子さんはお忙しい方なので、いつ作っていただけるかわからない、というお話だったのですが、二日後には作ってくださっていました。あとで伺うと、「やらなければいけない宿題が沢山あると、つい『それ以外のこと』を始めてしまう」という、小学生以来のクセが出たのだとかなんとか(笑)。

 

ーーここが聴きどころだ!という箇所を教えてください!

純名:二人が醸し出すサウンドそのものです。この気持ちよさに、漂っていただけたらと思います。

笹子:これだけ繊細な歌を歌う人、滅多にいません。彼女のたぐいまれなシルキーヴォイスの持つ陰影の端々に至るまで、その「美しさ」を楽しんでいただければと思います。そのためにも、ハイレゾ音源で聞く事は、お勧めしたいですね。ギターとのデュオ、ということに関しても、アルバムに1曲2曲、という形では今までも歌とのデュオはやってましたが、アルバム全曲、というのは初めてで、とても勉強になりました。

 

ーーご自身の曲をハイレゾで聴いた感想はいかがですか?またハイレゾで聴いてみたいアーティストはいますか?

笹子:音の膨らみというか、厚みが全然違いますね。こういうものは、アコースティックな音源であるほど、効果的だと思いました。当面、手前味噌ですが、ショーロクラブをハイレゾで聞きたいな。いい作品、いっぱいあるんだけどな〜。

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純名:私の8年前の『Misty Moon』というアルバムも、是非、ハイレゾで聴いてみたいです〜!

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ーーお二人はどんなシチュエーションで聴いてもらいたいですか?

純名:わたしは、夜、寝る前にハーブティーや、ワインなんかを飲みながら、リラックスして聴いていただければと・・・。

笹子:そうですね、ゆっくりしている時、一番落ち着いて居ることの出来る場所で、ぼーっと聞いて貰えれば、それが一番いいような気が。

 

ーー『Silent Love ~あなたを想う12の歌~』という事で最近Love(=お気に入り)のモノ、人等あれば教えてください。

笹子:物欲を離れる修行をしてます(半分ウソ)ので、あんまりお気に入りのものみたいなものは無いのですが、良い日本酒なら、いつでもウェルカムです。え、音楽のハナシじゃなきゃいけなかったの?

純名:温泉Loveですね!あと山の中の澄んだ空気や自然に触れる事が大好きです。笹子さんの影響で日本酒好きにもなりました。

 

ーーここからは純名さんへの質問です。純名里沙としては初となる、全編ギターとのデュオによる作品との事ですがいかがでしたか?

純名:音楽をやりたくて、笹子さんの門を叩いたわけですが、それは、ある意味歌手にとって一番難しい「ギターとのデュオ」をやる、ということだったわけで・・、正直、大変なことになってしまった、と、一瞬思いました。ギターという楽器は、ピアノなどと比べても、圧倒的に、「音が少ない」ので、その分、自分の歌がしっかりしていないと、絶対いい音楽にならないんですよね。特に笹子さんの演奏は、余計なものはどんどん省いていく傾向がある感じなので、自分自身の歌にまっすぐに向き合わないといけない、という、大変な「修行」をすることになったわけです。

 

ーー宝塚歌劇団時代と現在とで歌う際の心掛けで異なる点はありますか?

純名:退団して、もう20年近くにもなります。その間、ミュージカルをやらせていただいたり、オーケストラの客演をさせていただいたりと、いろいろなシチュエーションで歌わせていただいて、今はこのようにとても親密な場所での活動が増えて来たわけですが、基本的には、歌に対する心がけは変わらないと思います。ただ、歌う場所や状況によって、いろんなスタイルの表現を楽しめる様になりました。

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ーーありがとうございました!ここからは笹子さんへの質問です。デュオとして演奏する際に心掛けている事はありますか?

笹子:ユニットでの活動でも、歌手の方とのデュオでも、詰まるところは、その音楽の「世界感」みたいなものをハッキリわかる形で出現させる、というのが、僕の役目だと思っています。僕が音を出したとたんに、その音楽の雰囲気や方向性がハッキリわかる、という、そういう音を出すこが、僕の常に変わらぬ役目であり、目標でもあります。

 

ーー最近はデュオの活動中心のようですが、それ以外にミュージシャンとしてトライしてみたいことはありますか?

笹子:60過ぎたらソロギターも始めようか、なんて、半ば冗談で言っているのですが、このアルバムを作ることによって、12曲を全部自分のギター一本で「12色の、別々のサウンド」に仕上げる、ということを初めて経験しました。そのことで、表現の幅は確実に広がりましたし、これからも広がっていきそうな予感がしています。楽しみです。

 

ーー質問は以上です。どうもありがとうございました!

 

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   『Silent Love 〜あなたを想う12の歌〜』

 shine ハイレゾ音源(FLAC / DSD
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