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[7/26]【moraコラム】超簡単ハイレゾお勉強講座18

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前回「音の波形がジグザグしている」事を、輪ゴムを弾いた時の振動や、スピーカーの振動を例えにご説明しました。ハイレゾを説明している様々なサイトでは、いきなり「音の波形」が出てくる事が殆んどだと思いますが、あの「ジグザグしたものが音だ!」と言われてもピンとこなかったのが、なーんとなくご理解頂けたんじゃないでしょうか?

 

今までの事を簡単にまとめると、音の正体は「空気の振動」で、あの「波形」のグラフの上下の様に、スピーカーがブルブル振動して(スピーカーを上向きに置けば上下の振動ですよね)、ボーカル、ギター、ドラム、キーボード、色々な音の「空気の振動の再現」をしている、という事です。

で、「波形」のグラフのマス目が細かければ細かい程、元の音を忠実に再現する訳です。CDはそのグラフのマス目の基準が一定で、サンプリング周波数44.1kHz、16bitという仕様です。ここで言う44.1kHzは音の高さではなく時間の単位で、横軸が1秒に44100個のマス目があるグラフ、という事です。これは当初から言ってますが第11回第12回のコラムでちょっと詳しく説明しています。16bitは縦軸で音の大きさになりますが、「bit」の説明はどうしてもコンピュータの構造や16進数、2進数という残念な勉強の話を避けて通れない気がしますので(泣)ここでは割愛します。いずれにせよ、これも数字が大きければ大きい程、グラフのマス目が細かくなって、原音により忠実な再生が可能って事になります。

 

けど私たちは今までCDを聴いて「なんか原音とかけ離れた音だなぁ~」と思った事はほぼ無いと思います。第5回第6回のコラムで「人間の聴力には限界がある」というお話をしています。一般的に人間が聴き取れる高い音は個人差はありますが20kHz位までです。ややこしいですがここで言う20kHzは「音の高さ」です。じゃあ「20kHzって波形にするとどんな感じ?」って気になりますよね?けど44.1kHzは時間の単位だって言われたのにもぉーって感じですよね(笑)。

第12回コラムで触れていますが、そもそもHzは周波数の単位です。つまり「周波の数」なんです。1秒間に何回ブルンブルンと上下に揺れてるのかって事なんです。なので20kHzというのは、kは1000の事なので、1秒間に20000回、上下にブルンブルンしてるって事なのです。ここで思い出して頂きたいのが前述のサンプリング周波数44.1kHzです。これは時間軸が1秒に44100個あるマス目のグラフという事でした。そのマス目で一番細かく上下にブルンブルンしてる波形のグラフを描こうと思ったら、1/44100秒は上で、2/44100秒は下、3/44100秒はまた上で4/44100秒はまた下、というグラフですよね?これはつまり1秒間に22050回ブルンブルンしてる音、22.05kHzの高さの音、という事になります。「お分かりいただけただろうか」(笑)。人間は大体20kHz位の高さまでしか聴き取れません。そしてCDのサンプリング周波数44.1kHzというのは最高22.05kHzの音までしか再生出来ないって事です。けどそもそも20kHzまでしか人間には聴こえないのでそれで十分、全く問題ないので、「原音と違うなぁ~」なんて事は起こらないのです。

 

「おいおい、ハイレゾってCDの44.1kHz16bitよりマス目、数値が細かくて原音に近く音がいいって事だったけど、人間の聴き取れる高い音の限界が20kHzだったら、サンプリング周波数が44.1kHzより大きな数値になったって人間には聴こえない音を再生してるって事??意味ないじゃん!!!」その通り!!(笑)ハイレゾは人間には聴き取れない音も再生しています!!!上記の説明ですと例えばハイレゾによくあるサンプリング周波数96kHzで一番細かいギザギザの波形が書けるのは半分の48kHzの高い音までなので、48kHzまで再生可能ですが、人間の耳には20kHz以上は聴こえません!!なんだそれ!!!!

 

さて、長々とハイレゾの説明をしていおいて「なんだそれ!!!!」と全部ひっくり返すような事を書いて今回は終わろうと思います(笑)。次回にそれでもハイレゾの意味はあるのか?!的なことをお話する予定です。

さて、mora readings「匠の記憶」で「サディスティック・ミカ・バンド」の当時のご担当だった新田和長さんのインタビューが掲載されています。若い方は全然聴いた事がないかもしれません。今、BABYMETALが世界的に話題です。日本から世界で活躍したバンドとなると、本当に数組しかいません。過去ではYMO(Yellow Magic Orchestra)は有名なので名前を聞いた事がある方も多いと思いますが、この「サディスティック・ミカ・バンド」、実は海外で非常に評価の高く活躍したバンドです。「匠の記憶」にはこういった「ハイレゾで蘇る過去の名作」にまつわるインタビューが掲載されています。是非、色々チェックしてみて下さい!!気になったら是非、ダウンロード、よろしくお願いします!!!(笑)see you~!!

 

文:青山静馬
 
 
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