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[2/8]【moraコラム】超簡単ハイレゾお勉強講座6

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前回のコラムで「人間の聴覚には限界がある」というところまでお話させて頂きました。目に見えない「音」なのでわかりにくいのですが、普通に考えれば当たり前で、例えば聴覚でなく運動能力で言えば「時速100kmで走れ!」って言われても、まあ無理な訳です。でも、訓練したアスリートは普通の人間の何倍もの能力を持ってます。本をいきなり何十冊も目の前に積まれて「これを明日までに全部暗記せよ」と言われても普通の人は無理ですが、凄い記憶力のいい人ならある程度なところまでいけるかもしれません。

 

また、カレー屋さんで辛さを「○倍カレー」なんて表示してるお店もありますが、味覚も同じように限界がありますので、普通のカレーに使用する香辛料の量を100倍使用したからと言って、それを食べて「本当だ!普通のカレーの100倍辛いぞ!」とはならないのもおわかり頂けると思います。ある一定以上の辛さになったら、それ以上はもうわからないのが普通だと思います。香辛料の物理的な量が100倍になっても、食べて感じる「味覚」は100倍という訳ではない、という事です。それに、辛さを感じるのも人それぞれで、子供の頃は甘口しか食べれなかった、お寿司でわさび抜きでないと食べれなかったけど、今はガンガン辛い物が好きな人もいれば、大人になっても辛い物が苦手という人もいます。

 

そこで、以前書かせて頂いたCDは「44.1kHz/16bit」というフォーマットで、moraで配信されているハイレゾ音源に「96kHz/24bit」と表示されていたら「大体、CDの2倍音が良くなったってことね!」と思わないで欲しい、というお話に繋がるのです。「じゃあハイレゾってCDに比べてどれくらい音がいいの?」って事になると思うのですが、そもそも「牛丼の1杯が2杯になって物理的に2倍になった」というものとは全く別問題になりますので、単純にはお答えできないのです。これは前述のカレーのお話の様に「ある一定の辛さになったらそれ以上もうわからない」という、辛さを感じる「舌」「味覚」の限界や、「辛さを感じるのも人それぞれ」というところからもおわかり頂けると思います。

 

私たちは普段生活していると、聞えている音が世界で鳴っている音の全てだ、と思いがちですが、カレーの辛さと同じ様に、音を感じる「耳」「聴覚」に限界がありますから、実は私たちには聞こえていない、正確には認知されてない音がいつも沢山鳴っているのです。よく天災が起こる前に動物が騒ぎ出したりするのを聞いた事があるかと思います。犬が急に吠えだしたり、鳥が一斉に逃げだしたり。何が原因かわかりませんが、人間の何倍もの能力、感覚を持っている動物がいるのは周知の事と思います。身近なとこで言えば、犬は人間の何倍もの嗅覚を持っていますよね。と同時に、あまり知られてませんが犬は人間より凄く耳がいいのです。「犬笛」って聞いた事ありますでしょうか?凄く高い音が出る笛なんですが、人間の耳には聞こえない高い音も出る仕組みになってます。でも犬には聞えるんです。室内犬を飼っている人なら、部屋の中にいて急に犬が玄関に走って行って、犬だけご主人様のお帰りを先に察知する事があるかと思います。聴覚に限らずその他の人間の五感と言われる視覚、味覚、嗅覚、触覚にはそれぞれ限界があり、また非常に曖昧で人それぞれなんです。みなさんはお風呂は大体何度位で入ってますか?40度と45度を「あー、さっきの8分の1くらい熱くなったなー」と思ってゆっくり湯船につかってる人はいないと思います(笑)80度のお湯に手を入れて「2倍熱いな」、120度のお湯に手を入れて「3倍熱いな」という人もいないと思います(笑)。耳も同じって事なんです。ハイレゾの話は?(泣)先程、犬笛の話をさせて頂きましたが、つまりハイレゾは・・・おっと!!文字数が多くなったので今回はここまで!

 

さて現在、mora readings「名曲の理由」連載をして下さっています元X(現X JAPAN)のプロデューサーだった津田直士さんがmora限定のDSD配信専門レーベル 「Onebitious Records」で、無料DSD音源を公開されています。また、mora factoryでは津田さんがプロデュースされてますShiho Rainbowのハイレゾ音源も無料公開されています。ハイレゾに興味ある方も無い方も、是非ともダウンロードよろしくお願いします!!

 

文:青山静馬
 
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