最新のトピックスへ Facebook Twitter

[9/25]鷺巣詩郎が語るヱヴァンゲリヲン新劇場版 「序」「破」「Q」オリジナルサウンドトラックのハイレゾ

Tweet(ツイート)    

誰が、どういう場面で、何を、しゃべるか? その逐一を記した台本があるように、
どの楽器が(誰が)何小節目に(どういう場面で)どんなフレーズを(何を)演奏するか(しゃべるか)
逐一記したのがスコア(総譜)である。
 
劇音楽では、
A=スコアリング(編曲)B=レコーディング(録音)C=ミキシング(整音)
すべての作業が「スコア(総譜)という台本」に、忠実に進行する。
 
Film Musicではなく、Film Scoreと呼ばれるゆえんだ。
 
『序』『破』『Q』は、ともに30以上の音楽で、彩られており、
100冊ほどのスコア(総譜)の蓄積でもある。
 
これらFilm Scoreが、
オリジナル・サウンドトラックとなって皆様の耳に届くためには、
くわえて、D=マスタリングという作業も必要となる。
 
ABC作業まで、庵野秀明 総監督、および私、鷺巣詩郎にあった監督権限は、
D作業で初めて、マスタリング・エンジニアに委譲される。
 
半年前、TV版サントラのハイレゾ化にあたり、
'スペックの進化を凌駕する「名人の耳と腕」'という一文に書いたとおり、
この、きわめて重要な役割を、見事に果たし、
素晴らしい付加価値さえも与えてくれたのが、
ハリウッドの女王こと、マスタリング・エンジニアのパトリシア・サリヴァンである。
 
『序』『破』『Q』サントラがCD化された際、すでに一度マスタリングしたにもかかわらず、
再度、彼女は、
さらなる時間を、今回の「リ」マスタリング作業に費やした。
 
名人の耳と腕により、
「スコア(総譜)という台本」がハードカヴァー化されるがごとく、
永く残る、上質な記録(スコア)に生まれ変わった瞬間だ。

 
2014年5月 鷺巣詩郎
[同じカテゴリの最新トピックス]

mora TOPIC トップへ
moraに戻る
Facebookページへ
mora公式Twitterページへ
ページトップへ
▲ページの先頭へ戻る